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減量③ダイエットの誤解5選(食事編)

ダイエットの誤解5選(食事編)

 

間違った知識を持ってダイエットをしても、なかなか痩せません。または、痩せたとしても、リバウンドという結果になるからです。

せっかくの努力が水の泡にならないためにも、正しい知識を身につけてからダイエットに臨みましょう

今日は、ダイエットする際におちいりがちな誤解を5つ解説していきます。

米を食べたら痩せられない?

食事の糖質を減らす「糖質制限」が一時ブームになりましたね。

糖質の摂りすぎを改善することは、確かにダイエットにはプラスに働きます。

しかし、極端な方法で「ご飯(米)を全く食べたらいけない」という選択をするのは、要注意です。

なぜなら、次のようなメリットが得られなくなるからです。

  • 体温が上がり、基礎代謝がアップする
  • 食事の満足感が高くなり、次の食事でのドカ食いを防げる
  • 腸内環境を整える(便秘予防、やせ菌が増える)

つまりは、適量のお米はダイエットの味方になります。

ご飯は、ある程度は食べた方が結果的にダイエットは成功しやすいのです。

糖質制限をする方もご飯はゼロにせず、上手にコントロールしていきましょう。

適切な量は別の記事で紹介します。

お菓子を食べたら太る?

甘いお菓子やコッテリとしたスイーツを目の前にして「これ食べたら太る」と言ったことはないでしょうか。

これは、過去の私の口癖でした(苦笑)が、それは間違いでした。

お菓子を食べても、ダイエットは成功します。

なぜなら、ダイエットにおいて、何を食べるかよりも、どう食べるかが重要だからです。

お菓子が、あなたにとって「心の栄養」として機能しているのであれば、リフレッシュやモチベーションアップなどの効果が期待できます。だからこそ、ゼロにしなくても大丈夫です。

ドカ食いせずほどほどに食べること、体脂肪になりにくい日中の時間帯に食べること、など工夫をしていきましょう。

同時に、食べること以外での気分転換やストレス解消方法をどんどん見つけ、試していくことはおすすめです。

また、甘いものが強く欲しくなることは「疲れ」のサインであることも。

心当たりがあれば、温かいお風呂やマッサージなどで、リラックスできることを取り入れて、十分な睡眠を確保しましょう。

 

野菜中心にしなければならない?

これも多くの方が陥りがちな誤りです。

野菜中心にすることで、ダイエットに必要な栄養素が不足している方がとても多く見受けられます。

その栄養素とは「たんぱく質」です。

たんぱく質は肉・魚・卵・大豆製品に含まれ、筋肉の元となるものです。

野菜をたっぷり摂ることは良いことですし、野菜の栄養素もダイエットには非常に重要です。

しかし、たんぱく源もしっかり摂ることは意識しましょう。

どれくらい食べると良いか、は別記事で詳しくご紹介します。


カロリーを抑えると、ダイエットは成功する?

カロリー制限をすると、確かに体重は落ちます

しかし、その方法の欠点は筋肉も落ちてしまうことです。

そうすると、基礎代謝が落ちるので、消費エネルギーは下がりやすくなります。

また、体が飢餓状態になるため、食事からエネルギーを生み出す力も落ちてしまいます。

燃焼しにくい体、つまりは「体脂肪が増えやすい体」になり、落ちた体重を維持するのが難しくなります。

皆さんにとって、ダイエットの成功は何でしょうか。

一時的に体重が落ちることではないかと思います。

体重が落ち、キープできること」ですよね。

カロリーだけにとらわれて、栄養バランスを無視する、極端に制限することだけは、ぜひとも避けましょう。

カロリーは制限ではなく「調整する」意識で進めると良いですよ。

痩せるためには、水分も我慢したほうがいい?

ダイエットをしているときは、少しでも体を軽くしたい、むくみたくない、といった考えから、水分摂取量を減らしてしまうかもしれません。

しかし、これは体脂肪を減らす上では逆効果です。

体脂肪の分解は「加水分解」という化学反応によって起こります。そこでは水は必要不可欠なものです。

また、代謝に必要な栄養素を運ぶ、不要な物質を体外へ排出する、健康なお通じにも水が必要です。

健康な方であれば1日に必要な水分量は「体重(kg)×30~40(ml)」です。

この量を目安に、しっかりこまめに水分を摂ることをおすすめします。

 

管理栄養士 瑞樹

 

 

参考記事

①肥満と減量

②1ヶ月の適正な減量ペースとは?成功しやすい減量計画の立て方

③ダイエットの誤解5選

④ダイエットを成功させる4つの習慣

⑤「食べやせる体づくり」の3ステップ

⑥管理栄養士おすすめ ダイエットレシピ3つ

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