減塩について
[2023.10.26]
はじめに
高血圧治療の大原則は減塩です。血圧を下げることで脳卒中や心臓病(狭心症、心筋梗塞)の発生率が確実に下がります。
日本人はもともと塩分摂取量が多い食習慣です。塩分摂取量は減少傾向ですが、まだまだ摂取量過多状態が続いています。
平均塩分摂取量 | 男性 | 女性 |
1990年代 | 12.3g | 10.9g |
2010年代 | 10.8g | 9.2g |
目標値:摂取塩分1日6g未満
減塩のコツ
減塩・低塩の調味料を使う
醤油・味噌・ソースなど低塩の商品があります。できるだけ低塩のものを選ぶことで摂取塩分を減らせます。
香辛料、酢、果物の酸味を使う
酢・コショウ・七味・生姜・柑橘類などを組み合わせて味をつける
外食や加工品を控える
外食や加工食品は塩分が多くなりがちです。
調味料はかけずにつける
トンカツにソースをかけるのを止め、お皿にとったソースにカツをつけて食べる。これだけでもソースの摂取量を減らせます。
麺類の汁は残す
ラーメンの汁を飲み干すのは御法度です。場合により”レンゲを使わず食べる”というのも有効です。
最後に
全ては無理でも、実践可能なポイントはあるはずです。
できるところから取り組み、徐々に習慣化することが大切です。