高血圧⑤マグネシウムについて
マグネシウムについて
マグネシウムの摂取目安量は、
体重1kgあたり1日4.5mgです。
過剰なマグネシウムは
腎臓から尿へと排泄されますが、
一般的にマグネシウムは不足しがちな
栄養成分の一つです。
血管をしなやかに保つ
マグネシウムには、自律神経のうち、
交感神経を鎮める働きがあります。
交感神経は、
血管を収縮させて血圧を上昇させ、
呼吸や心拍を増やします。
こうして外からの強い刺激に対抗する、
状態が作り出されます。
マグネシウムはこの交感神経を抑制します。
その結果、
血管はしなやかになり
血圧は下がり
体の隅々まで栄養や酸素が行き渡りやすくなります。
マグネシウムを含む食べ物
- 海藻類
- 魚介類
- 野菜類
- 豆類
- 種実
- 未精製の穀類
具体的には
- アーモンド
- 落花生
- ほうれん草
- つるむらさき
- 玄米ご飯
- 大豆(乾)
- バナナ
- 豆乳
- 納豆
などです。
マグネシウムは水に溶け出すため、
食材を茹でるよりも、
蒸したりレンジで加熱したりすることで、
より多く摂取できます。
マグネシウムが摂れる献立例
- 小豆玄米ご飯
- カツオ刺身
- ほうれん草ベーコンソテー
- トマトとアボカドとピーナッツのサラダ
マグネシウム量(合計230mg)
小豆(乾) 20g(26mg)
玄米 80g(88mg)
カツオ刺身 80g(34mg)
醤油 3g
ほうれん草 70g(48mg)
ベーコン 10g(2mg)
オリーブオイル 4g
醤油 3g
トマト 60g(5mg)
アボカド 20g(7mg)
ピーナツ(砕く) 10g(20mg)
ドレッシング 6g
管理栄養士 眞島 真由美