花粉症・アレルギー性鼻炎の新治療
はじめに アレルゲン免疫療法 アレルゲン免疫療法 スギ花粉症 通年性アレルギー性鼻炎 オンライン診療 メリット 小児の治療 ご理解ください 副作用
はじめに
毎年必ずやってくるスギ花粉。
花粉シーズンが終われば「やれやれ・・」、花粉シーズンが始まればまた辛い症状に苦しむ、を繰り返していませんか?
今は、
- 毎春花粉症(鼻炎)に苦しむか
- 舌下免疫療法で備えておくか
選択できる時代です。
当院では積極的に舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)を実施しています。
もちろん通常の花粉症治療もOKです。
対症療法(通常の治療)
まずは花粉を回避して下さい。その上で、
アレルギー反応を抑えるお薬を使用します。
- 抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬)
- 点鼻薬
- 点眼薬
- 免疫調整薬(ロイコトリエン受容体拮抗薬)
中でも点鼻薬をしっかりお使いいただくことを推奨しています。
舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)
症状を抑えるだけの従来の治療とは根本的に異なり、花粉症・鼻炎そのものを治してしまおうというものです。
アレルギー原因物質(アレルゲン)の成分を含むタブレットを毎日服用することで、体をアレルゲンに慣れさせるものです。
診断
当院では血液検査で判定します。
36種類のアレルゲン検査結果が1回の採血で調べられます。
※小児の場合、採血のご理解・ご協力が必要です。
スギ花粉症
花粉の時期に症状が出る方。
採血でスギアレルギーを確定診断します。
※花粉飛散時期は治療開始できません。
※アレルギー検査はいつでもOK
通年性アレルギー性鼻炎
年中鼻炎がある方。ダニアレルギーが原因かもしれません。
採血でダニアレルギーが確認できれば、舌下免疫療法を実施できます。
※アレルギー検査はいつでもOK
オンライン診療
治療期間が長くなる本治療はオンライン診療のメリットが大きいです。
オンライン服薬指導、お薬自宅配送もご利用いただけます。
※アレルギー検査(採血)と初回内服は対面診療が必須です。
メリット
- 花粉症/鼻炎症状が軽くなる
- 治療完遂後も効果が持続
だけでなく、
- 他のアレルギーも軽くなる
- 喘息の症状が軽くなる
- アトピー性皮膚炎の症状が軽くなる
ことが期待できます。
小児の治療
舌下免疫療法は成人のみなさまはもちろん、お子様にこそ受けていただきたい治療です。
眠気もなく勉強や部活にも支障ありません。ご家族のスマホでオンライン診療OKです。
万全な状態で学業(受験)や部活に取り組みましょう。
LINEでご相談ください。
※採血検査にはご本人の協力が必須です。
ご理解ください
- 副作用(ほとんど軽いもの)
- 症状がすぐ軽くなる治療ではない
- 長期間の治療
- 毎日の内服
- 毎月通院(オンライン診療可)
- 効果が実感できない場合もある
- 通常の花粉対策は必要
- 症状が強ければ通常薬の併用が必要
副作用
ほとんどは軽い局所アレルギー
口やのどの不快感・違和感・かゆみ・腫れ
耳のかゆみ
治療開始1ヶ月程度が多く、それ以降は軽減します。
重大な副作用
アナフィラキシー反応(非常に稀)